ラマダンカリーム#4
こんにちは、mariko_jerusalem2020です。
あっという間に5月も終わりですね。少し間があいてしまいましたが、5月11日まで続いたラマダン(断食月)の楽しかった思い出をお届けしたいと思います。
「断食」=日の出から日の入りまでの時間、飲食を断つというイスラム教徒の義務の一つですが、これには3つの意味があるそうです(こちらの記事より抜粋)
(1)欲望を抑えることを学ぶ
(2)食に感謝する
(3)心身をリセットする
断食なんて大変だなあと思っていたのですが、このラマダンの時期を待ち遠しいと思っているイスラム教徒も多いようです。ラマダンが終わった後に、ラマダン中の街の雰囲気は特別なものだったんだなと気づかされました。
ラマダン中の日没後は、子どもたちにとっても「特別な時間」です。
5月初めに現地パートナー団体が主催する地域のイフタール(日没後の食事)を楽しむイベントに参加しました。100名近くの大人・子どもが参加し、キッドレも大鍋で用意されていました。ラムはとてもやわらかくて、美味しかったです。
食事を終えてまったりしていると、地域ボランティアのおじさんが声をかけてくれました。毎年やっているイベントだけど、昨年はコロナ禍で中止。2年ぶりの開催に、子どもたちだけでなく大人たちも大興奮の様子。
子どもたちのために、「道化師とゆかいな仲間たち」が登場。真ん中の道化師のお兄さんは実は足を骨折していて松葉杖を使ってましたが、この地域出身で自分が子どもの頃に楽しんだので、今度は子どもたちを楽しませたいと思い引き受けたとか。その思いは、まっすぐ子どもたちに届いたようです。
大人も子どもたちの様子を見守りながらも、道化師たちのおどけた素振りに子どもたち同様、たくさんの笑いがおこりました。
最後には、犬役の女性が子どもたちにフェイスペインティングを、ピエロ役の女性がバルーンアートをつくってくれました。
フェイスペイントは女子に人気で、圧倒的に男子はバルーンアートの列に並んでました、その理由は、、、?
小学生男子のふるまいは、どこも一緒ですね(苦笑)。
帰り道に見た夜景が、イベントで盛り上がったテンションを落ち着かせてくれました。
残念ながら昨年はコロナ禍で、今年は各地でのイスラエルーパレスチナ(アラブ)の衝突やガザ空爆などでラマダンやイード休みを思う存分楽しめなかった人たちも多くいたと思います。
来年はこの子どもたちのように、みんなが楽しめるラマダンになって欲しいなと願わずにはいられませんでした。