ラマダンカリーム#3 Ramadan Kareem #3
こんにちは、mariko_jerusalem2020です。
ラマダンについてお届けする中で、何度となく出てきた「イフタール」という言葉。日没の合図がなった後にいただく最初の食事のことですが、家族はもちろん、親戚・友人・知人、たくさんの人たちとの楽しく長い夜をゆったり過ごすのが定番のようです。
先日、いっしょに働く現地の人からのイフタールのお誘いがあり、エルサレムでの初イフタール体験をしました。家庭によって、日によってメニューは違うようですが、私がお邪魔したお宅では、サフランライス、マハシ(ぶどうの葉でご飯を巻いたもの:写真奥)、グリルしたチキン、野菜のポタージュ、サラダ、なつめやし等々。ポタージュには絞ったレモンをすすめられて入れてみたら、とろっとしたスープに酸味がほど良いアクセントになって美味でした。チキンも圧力鍋でたいたようにほろっとして感動。
食事のあとは、イフタール定番のデザートがお待ちかね。「カターイェフ」という名前のこのお菓子。どら焼きの皮のような大きさ・厚さの生地を半分に折り、その中にくるみやナッツが詰まってます。これをオーブンで焼いて、シロップをかけたら出来上がり。各家庭で中身や味付けは多少違いがあるようですが、見た目ほど甘くなくてペロッといけちゃいました。
カターイェフはこういった形で売っています。これは、「カターイェフをいろんな具を入れて食べてみよう!」というとある日本人の方のお誘いを受けたときのもの。
主催者お手製のカスタードクリーム、レモンクリーム、抹茶クリームはどれもよくあいました。他にマスカルポーネチーズ、ジャム、なつめやし(デーツ)のシロップ、バナナやドライイチジク、ぶどうなど、いろんな組み合わせを楽しみましたが、たくさん食べられないのが残念。
定番のカターイェフも美味しいですが、こういうアレンジもイフタールの楽しみ方の一つかもしれませんね。
・・・そして、ラマダンはあと半月ほど続きます。
●おまけ●