城壁めぐり#1 Jerusalem wall #1
こんにちは、mariko_jerusalem2020です。
エルサレムは世界遺産の街なのに、残念ながらロックダウン中のため大々的な観光はお預け状態です。でも、健康維持のための運動は許されているので、ウォーキングと称し、世界遺産のエルサレム旧市街をぐるっと囲む「城壁」を一周してきました。
城壁めぐりの様子を、城門ごとに何回かに分けて紹介していきたいと思います。
まずトップバッターは、、、
我が日本が誇る白鷺城こと姫路城の門構えにひけをとらない、この威風堂々とした門構え(というのか?)。それもそのはず、8つある城門のなかで、最も美しいと言われているのがこのダマスカス門なのです。
プレートには、16世紀にオスマン帝国のスルタン・スレイマンの命によってつくられた旨が書かれています。
プレートの文字は上からヘブライ語(ユダヤ人の言葉)、アラビア語、英語です。ヘブライ語では、シェケム(現在のナブルス)に続く門であることから「シェケム門」と呼ばれていますが、エルサレムとナブルスを結ぶ街道は、シリアのダマスカスまで続いていることから、一般的には「ダマスカス門」と呼ばれているようです。ちなみに、アラビア語では「バーブ・アル・アームード(柱の門)」。アラビア語の飾り文字が綺麗ですね。
城壁の内側には、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の聖地があります。こちらについては、また別の機会に。
ダマスカス門の脇は芝生になっていて、おしゃべりや読書、ひなたぼっこをしている人たちがいました(※ロックダウン前の写真です)
ダマスカス門、昼間も良いのですが、おススメが夜。
昼間は男性的だけど、夜は女性的というか、神秘的な感じでまたちょっと違った印象を抱かせてくれます。普段はとても賑わっている場所ですが、ロックダウンで人がいないこの静観な雰囲気が、この門にふさわしい感じがするのは私だけでしょうか。