境界の街から A small report from Jerusalem

さまざまな宗教や文化が交錯する街・エルサレムから、日々の出来事や感じたことをお届けします。

赤い果実の季節

こんにちは、mariko_jerusalem2020です。

あっという間に10月。「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」ですね。日本ほどはっきりとした「秋の味覚」が見つけられずにいますが、そこかしこで、赤い大きな実がたわわになっている様子を発見。

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ざくろです!

西南アジア、南ヨーロッパ北アフリカあたりが原産だと言われているザクロ。ここでは6~7月にオレンジ色の花が咲き、秋が収穫の季節。

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中にはたくさんの小さな赤い粒が

事務所の庭に大家さんが植えたザクロの木が4~5本あるのですが、「いつ収穫するのかな?」と眺めている間に、完熟した実がぱかっと開き、中からあふれんばかりの赤い粒が。ヨーロッパの有名な画家の静物画でザクロの実がこんな風に描かれているのを思い出しました(本当にこんな感じになるのですね)。

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八百屋でも売ってます

右のオレンジと比べると1.5倍くらいの大きさ。こちらの人たちは絞ってジュースにしたり、サラダに入れて楽しんだりしているようです。ザクロは古くから「女性の果実」と言われているとおり、ビタミンやミネラルが豊富で健康や美容に効用があるようです。・・・ということで、私も積極的に食べてます。

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ヨーグルトにのせて。赤い色が食欲をそそります

旧市街を歩いていると、いろんなところでザクロのモチーフを見かけます。

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ユダヤ人地区で見た飾り

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アルメニア人地区の陶器

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キリスト教地区のお土産屋さんにて(ペンダントトップ)

ザクロはたくさんの種が入っていることから、豊穣や子孫繁栄のイメージもあるようです。しばらくはザクロを食べて、健康と美容に励むことにします。